ザ・ウォッチング2008.10.31 |
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横浜市教育委員会傍聴記(7) 10月 学校に携帯電話の持ち込みは、原則禁止。 市教委は、学校における携帯の所持、ネットの利用について、禁止の方針を打ち出しました。しかし、どうしても必要な場合は許可制にし、在校中は学校が預かるという。 「今時の中学生が、出せと言われて本気で出しますか」という意見も出、教育長は「本来教育委員会がやるべきことか疑問はあるが、しかし、必要でしょう」と答弁。 「規則があれば、守らないのはあなたの(家庭の?)責任として、指導がやりやすい」と、「自己責任」の本音が出ました。 市教委が作成した、横浜「ケータイ・ねっと」5カ条の第1条は、家庭の責任を強調しています。 かつて、中学校では、細部にわたって決められていた学校規則を見直し、生徒会などが自主的に変えていった取り組みがありました。しかし、今、学校は、自治活動が弱まり、代わりに規則でしばる風潮がまた強まれば、「学校の荒れ」が心配です。
教員採用試験の最終結果発表 今年の募集数は、小、中、特別支援、養護合わせて705人。合格者は、1141人。 合格していても、正規採用されない人が436人出るということ?この人たちが臨任や、非常勤などになっていくのか? Q「若い人の、退職の現状は?」(野木委員) A・平成19年度に1年目で退職したのは18人、 2年目で、退職した人は29人。(計47人) ・理由は、調査してないが、転職、育児、家事、介護などではないか。 ・病気、集団指導で自信を失うという理由もあると聞いている。 Q「全国で3000〜4000人の、メンタル退職・休職があると聞くが横浜の実態は?」 A・平成19年度で225人が休職。内、精神疾患での休職は141人 「この数字が高いか低いかは考え方でしょう。17000人の中ですから。市長部局ではもっと高いですよ。」 * *なんと、無責任な!学校現場の困難、働きがいのある職場環境、教育環境がないことへ の自己責任はないのか! 山内図書館に指定管理者制度を導入。 市立図書館への指定管理者制度の導入に反対する請願が7本出されました。図書館問題を考える会など、多くの人が傍聴に参加し、審議を見守る中、すべて不採択でした。 市は平成22年度から山内図書館1館にこの制度を導入するよう、市会に提案することになり、今後は、市会への取り組みになります。 開港記念日も、開校記念日も、授業日に。 授業時数の確保として年間8日確保するため、以下の休業日、記念日を削減。 夏季(8月末3日)・秋季(2日)・冬季(年末1日) 開港・開校各記念日(計2日)削減。 野木委員は、「横浜の開港記念日は、ディズニーランドへ行ける横浜の子供の楽しみだ。開港150周年でもあるのだし、なんとか休みにできないのか」とかなり、強調していましたが、教育長、当局は無視し、子どもの楽しみはなくなりました。 内容が多すぎるといって学習内容を減らし、学力がつかないといって、内容と増やす。一番学習にふさわしい秋を2期制で休みにして暑い夏に授業をし、今、また、秋休みを減らす・・いったい何を考えているのか!! |
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