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ザ・ウォッチング2008.4.23

   横浜市教育委員会傍聴記(3)4/22臨時会


小学1年生に英語教育本当に必要?

21年度からの本格実施です。国は56年生で実施なのに横浜は全国的にも数少ない1年生からの実施になります。20年度は、総合の時間を使い、12年生は新たに20時間を確保することになります。

鳴物入りでスタートした総合の時間を英語に使うことについて、小浜委員から、「全部英語に使うのか。」と疑問視した発言がありました。今行われている総合の時間の取り組みの今後や評価など、もう一歩つっこんでほしかったですが・・。吉備委員は「既に施行した小学校から中学校に進んだ生徒の中にどう変化があったのか、新たな導入で現状どういう到達感があるのか示してほしい」といった趣旨の発言。

市教委の提案はことごとく、結果の分析評価が出されず、安易な提案が多い。現場には、厳しく結果を出せというくせに。民間出身の委員の指摘にうろうろしているという感じ。今年の、小学校1年生は毎日5時間授業です。英語の免許がないのに教える先生も大変ですが、教えられる子どもの発音や英語への関心はどうなるのでしょう。


「教育振興基本計画」中教審答申(418日)
答申に示された、今後5年間で取り組むべき施策「教員の子どもと向き合う環境作り」の項目について小浜委員が発言。

「今までになかった項目だ。忙殺されている環境の中で、何かを削って時間を確保しなくてはできない。研修で時間を取られていると聞く。答申にどうやって可能にするのか書かれているのか。」

教育長「確かに向き合う時間は不十分。教員定数改善については財政当局より、具体が明示されていない。定数を改善していきたい。市として、どうするか、言葉だけ書いても実現できない。横浜で実質的に、達成できる条件作りを引

き続きしっかりやっていきたい。」この教育長の発言はおもい!今後に期待!?


図書館の民営化をめぐって、請願審査

委員は前回後、図書館見学実施。請願に対する当局の説明があいまいでよくわからない。後で考えると、当局も扱いに困っているのか・・・。各委員が見学しての感想や意見。

l  現場の館長は賛成していない。

l  民間の導入は図書館の活動が分断さろう。

l  図書館協議会の他都市の状況を知りたい。その上で深い議論をしてほしい。

l  図書館の継続性で不安。図書館はただなので、経営性で克服できるのか。

l  もう少し勉強したい。拙速せずに・・。

l  図書館を利用しない人が多い。地域館の充実より地区センターの充実のほうがいいのでは。幼児対象が多いようだ。未使用の市民が利用するのに、誰が一番いいアイデアを出せるかだ。

これに対して、教育長「指定管理者制度導入なら、手続きを今年度でしなくてはならない。スピードをもって反面慎重に・・。」と苦しいところか?結果はふたたび継続審議になりました。なぜ意見陳述の日程が決まっていかないのか、陳述の時期を考えているのか。まさか無視はしないと思うが・・・。


最後に運営協議会の指定をめぐって

指定はこれで中学が2校、小学校が8校。地域と学校で作る街懇、学家地連など未整理では無理。学校現場は戸惑っているとさすが現場に詳しい鈴木委員。申請の書式、内容の不備も指摘。東山田中学校が継続指定。ここは、民間校長の就任で有名になり、すぐ退職したという経過あり。東山田中の成果は何か。報告が上がっているのか。いろいろ出たが今田委員長がポロッとした発言がよかった。「東山田の校長にここに来てもらって成果や本音を聞いたらどうか。」

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