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ザ・ウォッチング2008・4・9

     横浜市教育委員会傍聴記(2) 


4月8日(火)定例会ウォッチ

2008年度教育委員会も人事異動があり、出席者が紹介された。教育次長に、指導主事で研修担当だった丸山さん(教員同僚として、面識があった)がなった。教員出身者が、教育次長という人事も、今までなかったように思うのだが、良い方向に行くのか、悪い働きに利用されるのか?・・・。

「傍聴者もいるんだから、後ろを向いて顔見せて挨拶を」と委員長が促した。これは初めてのこと。傍聴者を意識しているなと感じた。

田村教育長、またもや、悪い働き!

請願が4本出ていた。市が、市立図書館に指定管理者制度を導入する方向を検討していることにたいして、指定管理者制度を導入しないことと、この件での意見陳述を求めた内容の、請願だった。

この請願にたいして、担当課は、意見陳述を、認める発言をし、野木委員も、審議不十分なので、意見陳述を聞きたいと発言した。

傍聴席で「良かったね」とささやいていたら、田村教育長が、「意見陳述の要否も、含めて継続審議にしてほしい。」と発言。

教育長が担当課の説明を飛び越えて決定権があるかのように、ふるまっていいものか?せっかくの意見陳述の機会が、この一言で、先送り?になった。他の内容でも、担当課に答えさせないで、教育長が、しゃべりすぎだった。

指摘をおそれた弁解ともとれるし、任せておけないという仕切りタイプともとれる教育長デビューだ。注意深く見ていく必要ありだ。

一般報告より

n  すべての普通教室に扇風機設置。今年の夏までに設置完了とのこと。運動が、実った!

全校種校長会で、教育長が「すでに校内のやりくりで、扇風機をつけたところにも考慮します。」と発言したらしくどういう意味かをめぐって意見が出た。校長会の中に不満もあったということなのだろうか?・・・。

n  横浜市教育意識調査結果の報告【昨年度】

教員の指導に対する満足度の問いにたいして、子どもは満足しているのに、保護者の満足度が低いのはなぜか。(満足していないと回答:小学生は8.4%、中学生は19.1%。保護者は小、中合わせて、30.8%)

野木委員が「なんでも、聞きゃあいいというものではなく、こちらの考えをきちんと説明すべきではないか。凛としたきちんとした対応が必要では?」吉備委員は「満足度など、子どもに聞くべきではない。まして、小学生に。」「保護者は調査結果をどう生かすかが聞きたいので、調査だけで満足しているきらいがある。」これも妥当な発言だ。しかし、教員を増やし、学校にゆとりができなくては、保護者の満足度は高まらない。あれこれ金のかからない策をいくら、現場におろしても、良くならないことは明白だ。

n  昨年度の教育委員会の運営方針の反省評価が出た。7つの目標(子どもの力・学校教職員の力を高める・家庭地域の教育力を高める。学校を開く。教育行政は現場主義に徹する。学校環境の整備など)を、5段階で評価。なんと、1件を除いてすべて、目標を上回るか、目標どおりの成果があがったという。これに対して、委員から常識的に考えて、こんなにいいはずがないと、異論が出た。事務局が机上で作って、自分たちでよくできたとほめている、何とも滑稽だ。現場では、長時間勤務と、多忙でへとへとになっているというのに。もっと本気で現場主義に徹していってほしい。

n  小浜委員について

副委員長を引き受けたのなら、もっと、勉強して参加すべきだ。恥ずかしげもなく、平気な顔でよく質問できるものだ。この強気が怖い?

次回臨時会議は、4月22日(火)午前10時。

2008年4月2日
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