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ザ・ウォッチング2008.4.2

     横浜市教育委員会傍聴記 


筋書きありの茶番劇

正体見たり!の教育委員会

 

2008年度、第1回目の教育委員会(4月1日)はとんでもない会でした。

今田委員長の「日浦副委員長のポストをだれにするか」の問いかけに、新任の田村委員(この時点では教育長に選任されていない)が、「副委員長には、学識経験者からということで小浜氏になってもらいたい」と発言。


ちょっと待て!

委員になったばかりの小浜氏を推薦?

世の常識から言って無理があるし、明らかに意図的!

はじめて教育委員になったばかりの、小浜委員は、「学識経験者といっても、大学には週1回行く程度。今後、2回位になるかと思うが。

まだ、様子も分からないので・・・」と、いろいろ言って辞退するかのようにふるまって、結局、今田、田村両氏のみの推薦発言で、決定。

野木委員は欠席。吉備委員は一切発言なし。

鈴木委員はといえば、話し合いに入る前にこんなことが!

初め、鈴木委員はいつもの定位置に着席しましたが、事務局の人に、元日浦委員の席、つまり、副委員長の席にすわるよう促され、照れたようなしぐさで、移りました。

傍聴席では、次の副委員長には、当然、鈴木委員がなると思っていました。事務局もそう考えていたのでしょう。

副委員長席に座った鈴木委員は、今田、田村、小浜氏3氏の発言をどう感じたことでしょう。

明らかに、「事前のシナリオあり」と感じました。傍聴者が見ている中で、こういう気に入らない人を排除し、「身内」で固めることを平気でする横浜の教育委員会を、今後,警戒しなくてはならないと怒りを抑えられませんでした。

 

教育長の任命案件は非公開となり傍聴者は退席させられました。

小浜氏については、3月25日市議会で承認される前に、氏の「人権」、「男女平等」「国家の安全保障」などの考え方について疑問を文書にし、教育委員としてふさわしいかどうか、慎重に審議するよう各議員に求めました。

雑誌「正論」掲載の「中学公民教科書を読む」に見られる氏の考え方は、憲法を順守すべき公的役職にふさわしいとはどうしても思えません。(詳しくは、「人間学アカデミー」ホームページ参照のこと)

2004年教科書採択の年、今田氏が、ただ一人、扶桑社の歴史公民の教科書を賛美した発言を10分くらいとうとうとし、「各中学校に配布してほしい」とまで言ったことが、悪夢のようによみがえってきました。

田村氏は15年位前になるかと思いますが、教職員の会女性部として「水泳指導補助員をつけてほしい」という女性教員の切実な要求を何度も話に行き、よく聞いてくれ、尽力もしてくれました。運営補助員という制度でしたが、実現したのです。田村氏はその時の課長で、私たちは、大いに評価しました。

あれから、教育次長になり、次期教育長といわれていた所、押尾氏が突如東京から招かれ、田村氏は人事課に移り、今回の返り咲きです。市議会での着任のあいさつ、教育委員会でのあいさつにも、「身に余る光栄・・」と、喜びを隠しきれませんでした。

こうして2008年度から、始まった教育委員会は今田委員長、田村教育長、小浜副委員長3氏の強力なリードでスタート。鈴木委員のような現場の声を反映し、教育そのものがわかっている委員が留任できるようエールを送っていかなくてはならないと感じました。

2008年4月2日
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