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2002年 7月16日
鶴見区長 様
子どもを守る横浜各界連絡会
(共同要求団体)
横浜市従業員労働組合
横浜市立高等学校教職員組合
神奈川私学教職員組合連合
横浜学童保育連絡協議会
新日本婦人の会鶴見支部
横浜きた・おやこ劇場
横浜保育問題協議会
鶴見区子育て教育懇談会
子ども・教育・くらしを守る横浜教職員の会鶴見支部
子どもたちの全面発達を保障するための
鶴見区共同要求書
要求項目
学校教育について
★小・中・高校の30人学級を実現するよう市・県・国に働きかけてくださ
い。当面、市費で小学校低学年からでも少人数学級を実現してください。
★幼稚園の学級定数3歳〜5歳35人を、当面、3歳児15人、4・5歳児
25名以下となるよう市・県・国に働きかけると同時に、神奈川県から早
期に実現してください。
★心理判定員の先生を、保育園・幼稚園・学童クラブに無料で派遣していた
だけるようにしてください。
★子どもたちを取り巻く環境が悪化している中、今、保護者の願いは一人一
人に行き届いた丁寧な教育です。しかし、現在の不況の中、私学に入れた
くても高学費のため、入学を断念せざるを得ない家庭、また、失業率戦後
最悪の大不況の中、学費滞納者の数は増加の一途をたどっています。2001
年度の調査では、私立学校の平均学費が全国一高い神奈川県では、高等学
校1校あたり、1.52人の生徒が経済的な理由で退学せざるをえない状況で
す。
教育条件の具体的な充実の実現ができるよう、こうした状況の中だから
こそ、今年は以下の項目を重点にぜひ、市・県・国に強く働きかけてくだ
さい。
@「直接補助」制度が約10年据え置きのままです。補助が受けられる家
庭の基準が実態と合っていないため、利用する幅が限られています。も
っと利用できる家庭が増やせるように、基準についての見直しを要請す
ること。
A私学には、県予算に占める公立学校への教育予算の46%しか補助されて
いません。ぜひ、50%の補助を実現させること。
B老朽化の進む私立学校の校舎や施設に対する「施設設備補助」の復活を
させること。
※平成4、5年で施設設備助成は8億1千万円以上計上されていまし
た。平成9年までありましたが、10年度予算で廃止され、現在は
私学振興資金利子補給費(平成14年度は4215万円)しか計上
されていません。
★「いじめ」「不登校」問題で、児童・生徒の悩みをすばやく察知するため
にも、すべての学校に相談員および養護教諭を複数配置してください。
★鶴見中学校に設置されている夜間学級に専任の教員を配置してください。
また、現在、どのような生徒募集を行っているか教えてください。14年
度は募集についてどのような工夫をしたのか教えてください。
★高校再編にともない廃止されるおそれのある、市立鶴見工業高校定時制を
継続させてください。
★憲法にもうたわれている義務教育費無償を実現するため、教育費の保護者
負担の軽減をはかってください。当面、他都道府県市町村も行っている修
学旅行への公費助成を行ってください。
★卒業式や入学式に参加する子ども・保護者の人権を侵害しないため。国旗
への礼や、国歌斉唱・起立の強制をしないでください。
★ 学校給食について
★中学校給食を実施してください。
@学校教育法に基づき、全国の自治体の84%が実施している中学校給食
を教育の一環として行政の責任で行ってください。昼食を業者弁当に頼
よるのではなく、安全で栄養バランスのとれた給食を考えてください。
A当面、中学校に牛乳給食を実施してください。
★小学校給食の充実をはかってください。
@現在実施されている小学校の給食調理員の配置を正規職員で行なうよう
にしてください。
A学校栄養士を1校につき1名の配置を、引き続き県に働きかけ、できな
い場合は市費でおこなってください。
B地場産業の食材を積極的に活用してください。
C給食物資の肉、米については、産地を明示するようにしてください。
★ 保育所について
★鶴見区は、横浜市内で保育所に入れない待機児童が一番多い区です。市有
地貸与も含め、認可保育所を新設してください。
★あけぼの共同保育所は、鶴見区で34年間低年齢児の保育をし、公立、民
間園で未実施だった産休明け保育・長時間保育を行ってきました。現在も
待機児解消に貢献し、就学前までの保育を行い、長年認可園をめざしてい
ます。区としても、ぜひ支援してください。また、この活動に対して区の
意見をきかせてください。
★あけぼの共同保育所に隣接する潮鶴橋公園は、現在下水道校時にともなう
立杭設置のため、今後5年間使用ができなくなります。同時に14mの高
さの工事用建物が建てられ、日照が保育室にまったく入らなくなるなど、
あけぼの共同保育所の子どもたちの保育に支障をきたすものとなります。
子どもの成長は待つことができないため、早急な対応が必要と考えます。
保育所代替地を用意していただくなど、対応していただき、横浜市とそれ
について話し合いを持てるよう強く要望します。
★生麦4丁目の市有地貸与が、港北区の法人に決まった経過・理由を教えて
ください。今回は、区として所管局に希望を伝えたのですか?今後、あけ
ぼの共同保育所を推薦してください。
★ 学童保育について
★少子化と社会環境の悪化が進んでいる現在、委託条件の対象児童を1〜6
年生までしてください。
★学童保育の対象児童が20人未満でも委託を継続し、学童保育を存続でき
るようにしてください。
★市の責任で学童保育所の施設を確保できるようにしてください。学校の余
裕教室を利用できるよう、区からも働きかけてください。施設の中には、
子どもの人数が多く、施設が狭く、子どもが安全に遊べない所もあります
老朽化している所もあり、地震などきたとき、子どもの安全が確保できま
せん。各学童保育所を実際に回って、施設の実態をよく見てください。
★家賃補助をしてください。
保育料のうち家賃が占める割合は非常に高くなっています。少しでも家
賃の負担を補助してくれると、父母の負担も軽くなるので、ぜひ家賃の補
助をしてください。
★障害児を受け入れている学童保育所には職員の加配をつけてください。
(現在、寺尾1名、たけのこ2名、こまどり2名)また、専門家の巡回相
談を実施してください。
★小学校の入学説明会の時、学童保育の入所説明会も全校でできるようにし
てください。また、区作成の学童保育の案内チラシを作ってください。市
・区作成の学童保育の案内のチラシを区内すべての小学校・保育園・幼稚
園にも配布してください。また、学童保育の説明会を区の主催で行ってく
ださい。(区内で配られているマップの中に各学童保育所の場所を入れて
ください。)
★区町内会にも働きかけて、すべての学校区に「子ども110番」を設置し
てください。また、緊急時には、学童保育にも警察から連絡が入るシステ
ムを作ってください。
★光化学スモッグが発令した場合、区よりルートを作り、学童保育所にも連
絡するようにしてください。
★各学童クラブに、市の委託事業であることの看板を設置してください。
★ 公園について
★10年前に比べて、子どもたちの体力低下が問題となっています。子ども
たちが、外で安心して遊べるよう丁目ごとに小公園をつくってください。
@鶴見川の土手は降りる階段をもう少し増やしてください。
A矢向一丁目公園から末吉橋までの間、土手から地域へ降りる階段・斜面
はとても急なため、お年寄り、乳母車、車椅子の人にとっては登り降り
が困難です。緩やかな斜面を数ヶ所造ってください。 (地図A−@)
B鶴見川の土手の柵の点検整備を常に行ってください。
・潮鶴橋から芦穂橋間はロープでの補修でなく柵を設置してください。
・矢向一丁目から末吉橋までの地域はトラックが多く、道、歩道も狭く
公園も少ないので、幼児でも安心して土手を利用できるように柵を設
置してください。(地図A−@)
C中高生が自由に遊べるようにできるだけ多くの場所にバスケットゴール
を設置してください。(佃野公園・平安公園)
D栄町公園の自転車練習場は、自然にルールが解るようになっていて好評
です。馬場町・東寺尾方面にもつくってください。
E馬場4丁目公園で、子どもたちが自由に遊べるように、フェンス・防球
ネットなどを設置してください。
★学童クラブの近くの公園に、トイレや時計を設置してください。
少し幅を広げ車イスも入れるようにしてください。
★区民の誰もが安心して気持ちよく利用できるよう、愛護会の活動だけに任
せないで、市の職員による清掃整備の巡回をさらに行ってください。
潮鶴橋公園の砂を入れ替えた後、砂場に網のカバーではなく、動物が排
泄しないようにシートのカバーを取り付けてください。
★公園の砂場の衛生検査は引き続きお願いします。
今年度砂場の検査をした地域をお知らせください。
★佃野公園のトイレの手洗い場が砂でいっぱいです。砂場のそばに手洗い場
をつくってください。
★ 文化施設について
★落ち着いて本を読んだり、学習できるような閲覧室付きの図書館を山側に
建設してください。
★移動図書館を増やしてください。
横浜市民350万人に2台の移動図書館では、目に触れない地域が多いと
思います。鶴見区にもサービスポイントをつくってください。
★学校開放の市民図書室を増やしてください。なお、夏休み中の開館回数を
増やしてください。その際、同時に、PR活動も行ってください。
★鶴見工業高校の移転にともない、施設および跡地については誰でも利用で
きるよう開放してください。とくに、青少年(中高生)の集える場として
考えてください。現在どのような計画になっているか、教えてください。
★旧花月園子どもセンターは、全体的に老朽化がすすんでいます。子育て中
の親子が集い、親子リズムや話し合いの場としてなくてはならない施設な
ので、当面雨漏りのひどい場所だけでも、修繕してくださるようお願いし
ます。
★ 地区センターについて
@末吉地区センターでは、オムツ替えの設備がなく、親子連れでの利用が
しにくくなっています。改善してください。
A潮田地区センターに親同士が語り合える場所として、寺尾地区センター
のように飲食できるスペースをつくってください。
★ 青少年の居場所づくりと社会参加について
★杉並区、町田市、川崎市、秦野市のように中高生の放課後の生活が豊かに
有意義に過ごすためのスペース・施設をつくってください。学校五日制の
完全実施にともない、ますます必要とされています。
★区の青少年活動費の予算規模を増やしてください。
★下末吉三丁目にある、いすず跡地については以前より青少年や子どもたち
が、自由に遊べる施設をつくるよう要請していましたが、地震時の救援物
資の保管場所として確保するということで断念していました。しかし、昨
年末、とつぜん病院の建設が決まっていることが発表されました。マスタ
ープランにもない計画が急に出されたことに驚いています。私たちの要求
をぜひ再度考えてください。
★ 健康、公害について
★4歳未満時の子どもの医療費が、今年度より無料になって大変助かってい
ます。就学前の子どもたちにまで適用を拡大してください。
★歩道を車椅子が通れるよう今後も働きかけてください。
10、道路の整備について
★潮田公園前のバス通りに横断歩道が設置されていますが、日中は交通量が
多く、なかなか渡ることができません。安心して渡れるよう、信号機を付
けてください。(地図B)
★国道1号線から矢向1丁目地域へぬける道路は、トラック、乗用車共に交
通量が多い道です。(地図A−A)
@この道はスクールゾーンになっていますが、道幅が狭く、車がすれ違う
たび、歩道へ車が入ってきます。歩行者が安心して通ることができるよ
うに、改善策(一方通行、車両規制など)を講じてください。
A最初の十字路は、車がスピードを落とさずに入ってきて、とても危険で
す。カーブミラーを設置してください。
B交差する道路を含め、外灯をつけてください。(地図A−AB)
★見通しの悪い道路にカーブミラーをつけてください。(潮鶴橋公園前、潮
田公園前バス停そばなど)
★横浜保育室「あけぼの共同保育所」ビルの南側道路と「矢向あけぼの共同
保育所」の南側道路に「保育所あり徐行」の看板を設置してください。
★きつつき学童より三ツ池公園北門・横断歩道の付近が非常に危険なため、
コミュニティ道路のような安全対策を早急にとってください。
(三ツ池公園北門の横断歩道に信号機を付けてください。)
★森永通りから区役所通りへ抜けるJRカード下を、自転車がスピードを出
して通るので危険です。自転車を降りて通るような表示をもう少し手前か
ら出すなど工夫と指導をしてください。
★末吉小学校の前の横断歩道は、子どもたちが毎日通学しているにもかかわ
らず、信号がなくて危険です。せめてボタン式信号機を付けてください。
10. その他
★JR鶴見駅西口前の駐輪場の増設を図ってください。
★鶴見駅東口の再開発の進行状況を教えてください。