少人数学級の教育効果は?2004.9.28 | |||||||||
昔は50人学級だったのに、なぜ 少人数学級が必要なのですか? 昔は、1学級50人学級が普通だったと思います。いま30人以下学級などの少人数学級が言われますが、何故ですか? 教育効果はあるのですか? |
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教育効果は、世界でも日本でも明らか! 昔と今では、教室の雰囲気がだいぶ違います。突発的にキレル、立ち歩くなど困難をかかえる子どもも少なくありません。 また塾通いの有無などで「学力」さも広がっています。これらは子どもの責任と言うよりも、大人社会がつくりだしたものです。こうしたなかで教員が子ども一人ひとりに丁寧に接することができる少人数学級は切実な願いになっています。 すでに少人数学級にした地方では、効果がはっきりとあらわれています。 例えば鳥取県(小1.2年と中1年ではの一部で30人学級)では、小学校では学級担任の96%、保護者の81%が少人数学級を「大変よい・よい」と答えています。教員からは「子どもの活躍する場面が増えた。学習の理解度が把握しやすく、理解不十分な子により多く支援することができた」保護者からは「心の安定、落ち着きが感じられる。私語が少なくなった」などの感想が寄せられています。 少人数学級の教育効果は、世界でも日本でも認められています。 アメリカの研究で有名なのは「グラス・スミス曲線」と呼ばれる、学級規模が小さくなるに従って、学習の到達度、情緒の安定、教員の満足度が高くなると言う調査結果です。 日本教育学会の「学校・学級の編制に関する研究委員会の調査研究(1999年)では、
以上ように、少人数学級の教育効果は明らかです。 調査にあたった学者は「学級規模25人前後を境に教育効果は大きく変わる。学級定員の標準は20人程度とすべき」と述べています。 |
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少人数学級に関して、率直に考えていきたいと思います。疑問や知りたいことがありましたら、メールや掲示板にお願い致します。 横浜教職員の会事務局 |